実は身近なカニ、モクズガニを捕まえて食べてみた!
こんばんは、みなもです。
いつの間にか元号変わってました。
新元号が発表された直後の話をします。
その日は深夜まで作業をしていたのですが、夜中って無性に何か食べたくなったりしません?
お菓子とかラーメンとかね。
でも、わたしはその時こう思いました。
”カニ食べたい” と。
しかし、そう都合よく冷蔵庫にカニなんて入ってないし
わざわざ買いに行くのもなー...。
でもカニ食べたいんじゃー!
あ、そうだ、折角だし獲ってこよう!!
ってことで、作業してただけなのに10分後には近所の川に居ました。ふしぎー。
で、なんとか夜食をGETできたわけです。
このカニはモクズガニといい、日本各地の川や海に生息しています。
あの上海ガニの仲間ということもあり、味も期待できるはず!
上海ガニ食べたことないけど...
今回は時期が早いということもあり1匹見つけるのが精いっぱいでしたが、暖かい時期に探してみると意外とたくさん居ます。
というか4月なのに雪降ってきて心が折れた。笑
夜行性なので、夜に隠れ家となる岩などが沈んでるエリアを探してみると、見つけやすいですよ!
同じような場所にいる手長エビも美味しくいただけますが、これはいずれ改めて記事にしようかな。
さて、こうして無事に食材をゲットしたわけですが、気付いたら空が白んできてる...。
ひと眠りしてから調理しよう。夜食とは...?
その間にクーラーBOXにカルキを抜いた水道水を入れ、気休め程度の泥抜きをしておきます。
爆睡の後、調理開始。
今回はこのカニを使ってパスタを作ることにしました。
以下、カニの下処理~調理までの工程をイラストにまとめてみました!
やり方知ってるよ~って方は飛ばしちゃって大丈夫です!
さて、手順がわかったところで実際にやっていきましょう。
茹でる前にしっかりと洗いたいので、先にカニを締めてしまいます。
締め方はいくつかありますが、口に箸などを刺す方法が一般的かなと思います。
しかし、元気が良すぎて箸を挟んで離してくれない...
なんとかできましたが、かなり強い力で挟んでくるので一苦労です。
これ、冷凍して締めた方がよさそうね、、、
洗う時に暴れると危ないのでしっかり締めておきましょう!
ごめんな...おいしく食べるからさ...。
カニの甲羅は泥がついてることも多く、モクズガニの場合は爪にふさふさした藻がついていてここに汚れが溜まっているので、タワシなどでしっかり洗っていきます。
うちにタワシなど存在しないので、要らない歯ブラシでやっていこう、、、
さて、きれいになったら塩茹でしていきます。
塩の量はパスタを茹でる時と同じくらいか気持ち多め!
蒸してもいいけど、面倒だから茹でよ...。
今回は沸騰したお湯で10分茹でましたが、怖かったらもう少しやってもいいです。
この時、ハサミについた毛が緑に、茹で汁も緑になり大量のアクが出る時がありますが、冷静にいきましょう。やりきるしかないです。
ハサミに付いてる藻も一つの独立した生き物だということでしょうか?
今回は大丈夫だったので一安心。
汚れを取らないで茹でると変色するのかな...?
原因は不明。
茹であがったらきれいな真っ赤になる...かと思いきや、け、けっこう黒いぞ...!?
とりあえず粗熱が取れたら殻を剥いていきます。
冬眠明けということもあって、味噌が入ってるか心配だったのですが、ちゃんと入ってました。よかった。
足と爪の身も、とにかく頑張ってほじっていきます。
身を取り出すことができれば後はこっちのもの。
これでカニの処理は終わりです!
おつかれ自分!
ここからようやくパスタソースを作っていきます!
冷蔵庫を開けるとなぜかイカの肝と身も少しあったので、カニと一緒にフライパンで炒めていきます。
カニみそも忘れずに!
この時ニンニクも一緒に入れるといいんでしょうけど、諸事情により登場はご遠慮いただいてます。
この時点でもう、とんでもなくいい香りがします。ずっと嗅いでたい。
豆乳があったのでこれも入れていきましょう。
軽く煮詰めたら塩コショウで味を調え、麺と絡めて完成!
うまそ〜!!
では、さっそくいただきまーす!
うおー!うまい!!
思ったほどガツンとは来ないけど、それでも濃厚なお味!
カニみそとイカの香りが混ざって何とも言えないコクを生み出していて、
コリっとしたイカの食感もいい!
イカを入れたのは正解だった。
この組み合わせは美味しいに決まってるよね。これはぺろりですわ。
塩コショウしかしてないのに味が濃くて大変満足です...
空きっ腹にこれは効くなー、無事に胃が終わりました。
さて、今回はモクズガニを捕って食べてみましたが、捕るのも作るのも楽しいし、しかもめっちゃうまいってもう最高かな?
今度は別の食べ方で食べてみたい!
このカニは割とどこにでもいて、お手軽に捕獲できるので挑戦の難易度は低めだと思います。
しかし、モクズガニに限らず淡水性のカニには肺吸虫という寄生虫がいるので確実に火を通すこと。使った調理器具などもしっかり消毒するようにしましょう!
また、地域によっては漁業権が設定されていて勝手に捕ってはいけない場合があるので、捕獲の際は注意が必要です。
気になる方は調べてみてください。
先日お店で食べた渡り蟹のカンジャンケジャンがバチバチに美味しかったので、一度自分でも作ってみたいなーって思ってます。
でもアレ、生食だからモクズでは出来ないね。
新鮮な渡り蟹が手に入ったらいつかやってみよーっと!